つくし園での日々の活動や行事はFacebookで投稿していますので、その他の事についてこちらに投稿致します。今日は発達障害について。

発達障害という言葉はメディアでも最近よく取り上げられ一般に知られるようになりました。発達障害といってもADHD、自閉症、アスペルガー症候群などその種類・症状はさまざまです。発達障害の子どもでかんしゃくや落ちつきがないなどの場合、「本人の努力不足」や「育て方が悪い」と思われ理解されにくいものですが、現在では発達障害は脳機能の障害によるものと言われており、しつけや教育が原因ではありません。主な発達障害について紹介します。

【自閉症】 他人との社会的関係の形成が困難、言葉の発達が遅れる、興味や関心の幅が狭く特定のものにこだわるといった特徴があり、知的発達の遅れが見られない場合は高機能自閉症と呼ばれます。一般的に先天性の疾患であると言われており、何らかの要因によって脳に障害が起こったものとされています。

【アスペルガー症候群】自閉症のうち言葉の発達や知的発達の遅れを伴わないもの。高機能自閉症とともに広汎性発達障害に分類されます。言葉やジェスチャーを使ってコミュニケーションしたり、想像力を働かせて相手の気持ちを察したりすることが難しい障害です。

注意欠陥/多動性障害(ADHD)】「集中できない」「気が散りやすい」「忘れっぽい」「落ち着きがない」「思いつきで行動してしまう」「待てない」といった症状がみられるもので、学業や社会活動に影響が出やすい障害です。知的な遅れは無く、感情や行動のコントロールを自身ですることが難しいという特徴がある障害です。

学習障害(LD)】知的発達の遅れはほとんど見られませんが、書く・聞く・話す・計算するといった特定の行動が困難な状態です。読む能力はあっても書くのが苦手、他の教科は問題ないのに数学だけは理解ができないなど、ある特定分野に偏りが見らる障害で、知的発達に大きな遅れはありません。

子どもの個性・能力・希望など理解した上で、子どもの障害の種類や症状に合った方法で関わっていくことが大切なので、つくし園職員も日々勉強しています。(参考文献:LITALICOジュニア)